やる気がなくなる言葉がけ

~言葉をかけないほうが吉~


「いつもいつもゲームばっかりして」
「今やっておかないと、受験に落ちるよ」
「今日学校で何があったの?先生、なんて言ってた?」

これらは、やる気が無くなる言葉がけです。
じゃあ、なんて言ったらいいの?に答えます。

平日朝7:00、子どもが「学校に行くのいやだな」と言ったとき、どんな言葉をかけますか?こんな言い方をしてはいないでしょうか?

1.「文句ばかり言ってないで、さっさと行きなさい」
   これは、有無をいわせぬ命令、指示ですね。

2.「そんなことしたら、困るのはあなたよ」
  これは、脅迫ですが親はよく使います。

3.「車で送ってあげようか?」
  こちらは提案。一見優しいようで、子どもが自分で考える機会を奪います。

4.「ちょっと嫌なことがあると、すぐ弱音を吐いて、怠けることしか考えてない」
  これは、子どもへの非難、侮辱です。

5.「じゃあ、行かなくていいよ。行きたくなければ」
  承諾しているようで、子どもを突き放してしまっています。

6.「確かにいやな時もあるよ。でも頑張って行ってごらん。」
  激励、応援ですが、時には子どもを追い詰めます。

7.「いつからそんなふうに感じ始めたの?どうして?」「何かあったの?」
  これは尋問です。信頼されていると感じません。

8.「ま、とりあえず、朝ごはん食べちゃいなさい。」
  これは、ごまかしですね。親を信頼できなくなります。
 

これらのどれかを「言ってる。私…」と思い当たる方。普通です。私も使っていました。

子どもが自分で答えを見つけられるようサポートする効果的な言葉がけは、二つあります。
ひとつは、「黙る」です。無視することではありません。「今、子どもが悩んでいるんだな」と思ったら、いろいろ言わずに黙って見守りましょう。これも言葉がけのひとつの手法です。

もう一つは、「学校に行きたくないんだね」とオウム返ししてあげること。
子どもの気持ちをくり返して言ってあげることで、親に理解されていることを知り安心します。

またこの二つは、ママが瞬時に答えを出すことをストップさせるという効果も生みだします。子どもが困っていることとママ自身が理解することで、トーンダウンする。実はこれがとても大事です。

「黙る」→「オウム返しで気持ちを理解する」の段階を踏むと、子どものイライラが吐き出されて落ち着き始めます。そして、落ち着くと、子どもが自分で答えを考え始めます。二つの効果は絶大です。

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