ママもカウンセラーになろう

~カウンセラーの聴き方を手に入れる~

聞き方のプロであるカウンセラーは、聞くことで相手との信頼関係を築きます。子どもはいつでも、自分を理解してほしいと思っているので、ママがカウンセラーになることができれば、親子関係はたとえ思春期を迎えたとしても円満になります。
 

今回は、カウンセラーとしての効果的な聴き方をお伝えします。
①くり返す
②ママの言葉で言い換える
③子供の気持ちを確認する

 この3つのバリエーションがあります。
 

①くり返す
子 「学校行きたくない」
親 「学校行きたくないんだね」

②ママの言葉で言い換える
親 「学校に行く気にならないんだね」

③子供の気持ちを確認する
親 「学校に行きたくないくらい嫌なことがあったみたいだね」
 

ポイント!
カウンセラーの聴き方は、子供が悩んでいる時に、“これは子供が自分で解決する問題(サイン)”と思えた場合に有効です。
 

かわいい我が子だからこそ、子どもと親との間に心理的な一線をひく「自他分離の精神」で。親が子どもに道を作るのではなく、「子どもが自分で解決して一歩踏み出す手助けをしよう」という気持ちで聞いてあげてください。カウンセラーは相手に「ああしろ、こうしろ」と言うことなくサポートするものです。
 

我が家でのカウンセリングの具体例をご紹介します。
アメリカ留学中の次男海(かい)とテレビ電話をした時のこと。

海  「やべえよ。俺留年するわ・・。このままだと・・・」
私  (黙る。あー。これは、サインだな。海の問題だなとキャッチする)
海  「留学中の単位が日本に移行できないかもしれないんだよ。やべえ」
私  「単位が移行できないかもしれなくて留年が心配なんだね。(気持ちを確認する)」
海  「うん。やべえな」
私  (黙る)
海  「ちょっと、ちゃんと調べてみるわ」
私  「そ」

カウンセラーの聞き方を実践し、子どもが自分で解決策を見つけられるようにサポートできました。上記の手順はこうです。
黙る効果→気持ちを確認する→黙る効果
 

思わず口から出そうな次の言葉を、実は私はぐっとこらえています。
「は?留年?何やってんのよ」「まったく、バイトばっかりして、学校に行かないからそいうことになるのよ」
これらをぐっと堪えるのは、今が言うときじゃないからです。
 

子どもが悩んでいるんだな、自分で解決策を出そうしているんだな、とサインをキャッチしたのであれば、覚悟をもって聞くに徹します。子どもの悩み、つらさを味わって理解しようとしているという親の姿勢を言葉で表すことができれば、 子供の問題を取り上げてしまわずに、サポートできます。

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