「なんだか今日はイライラする」
子どもが同じことをしていても、気にならない日もあれば、なぜか無性に腹が立つ日もありますよね。
その違いは、子どもの行動だけではなく、ママ自身の心の状態にもあります。
今回は、「ママの学校」ま、いっか6組のオンライン授業で取り上げた「怒りのバー」について、授業の様子をレポートします。

「怒りのバー」って何?
ま、いっか6組では、これまで6か月間にわたって、子どもの話を「聞く」ことや、子どもの気持ちを考えること、共感することなど、親子のコミュニケーションについて学んできました。
でも、子どもにうまく声をかけるためには、もう一つ大切なことがあります。
それが、ママ自身の心が安定していることです。
どれだけ「子どもの気持ちを考えよう」と思っていても、自分に余裕がなければ、ついイライラしてしまいます。
そこで今回のテーマになったのが、「怒りのバーを知る」ということでした。
参考記事:怒りのバーを下げる
同じ出来事でも、イライラする日は違う
例えば、子どもがなかなか準備をしない。
元気なときなら「早くしてね」と声をかけられるのに、疲れている日は、それだけでイライラしてしまう。
そんな経験はないでしょうか?
「子どもが何をしたか」だけではなく、そのときの自分の心身の状態によって、怒りの感じ方は変わります。
だからこそ、子どもへの対応を考える前に、自分の「怒りのバー」がどのあたりにあるのかを知ることが大切です。
ママの機嫌をよくするものを考えてみる
授業では、
「これをすると、自分の機嫌がよくなる」
というものを、それぞれ考えてもらいました。
私の場合は、何と言っても「昼寝」。
元気の源なので、できるだけ生活の中に昼寝の時間を取り入れています。
そして、参加したママたちからも、たくさんの「自分の機嫌をよくする方法」が出てきました。
実際に出てきた「自分のための時間」
例えば、
- 子どもとは一緒に食べられないようなおいしいものを食べる
- お酒を飲む
- スポーツで汗を流す
- 好きな人に会う
- カフェでゆっくりコーヒーやカフェラテを飲む
- ダンスなどで思い切り体を動かす
- 好きな舞台や作品を見る
- 愛犬と過ごす
- 推しのライブに行く
- 好きな曲を聴く
- 買い物をする
- スイーツを食べる
- 運動する
- とにかく寝る
などなど。
「これをすると、怒りのバーが下がる」
というものが、みなさんそれぞれ違っていました。
ここで大事なのは、何をするかではなく、自分にとって何が効果的なのかを知っておくことです。
「自分の機嫌は自分でとる」という考え方
子育て中は、どうしても子どもや家族の予定が優先になりがちです。
「子どものために」と頑張っているうちに、自分の疲れやストレスを後回しにしてしまうこともあります。
でも、自分に余裕がなくなれば、子どもへの言葉や態度にも影響します。
だからこそ、「自分の機嫌を自分でとる」という視点が必要になります。
大きなことをする必要はありません。
5分だけ好きな飲み物を飲む。
一人で静かに過ごす。
好きな音楽を聴く。
早めに寝る。
そんな小さな「自分のための時間」でもいいのです。

子どもにイラッとしたとき、どう対応する?
授業では、「怒りのバー」を知るだけでなく、子どもにイライラしたときの対応についても、フレームワークを使いながら実践的に考えました。
参加者からは、中学生の子どもとの関わりについて、こんな振り返りもありました。
「前にあったイライラを、今この瞬間にもぶつけてしまっている。足を引っ張っていたなと思いました」
過去の出来事へのイライラを引きずっていると、今目の前で起きていることまで悪く見えてしまうことがあります。
だからこそ、「今、実際に何が起きているのか」を見ることが大切です。
そして、子どもの話を聞く。
すぐに判断したり、説教したりするのではなく、まず「事実を見る」「聞く」を意識してみる。
それだけでも、親子の会話は少し変わってくるかもしれません。
子育ての「正解」が一つではないからこそ
今回の授業では、日常の子育てで出てくるさまざまな疑問やモヤモヤについても話しました。
夫と息子がケンカしたとき、「私が何か言えることはなかったかな?」と振り返ったり。
息子の巣立ちを考えて、「それまでに何ができるだろう?」と考えたり。
一緒に学校説明会へ行ったものの、体調が悪そうな子どもを見てモヤモヤしたり。
「部活はない」と聞いていたのに、実は部活があったり。
夏休みになって、子どもに聞きたくても聞けないことがあったり。
子育てをしていると、「これってどうしたらいいんだろう?」と思う場面が次々に出てきます。
そんなとき、「今日はOKと思える」日もあれば、「今日はNG」と思う日があってもいい。
怒りのバーが上下することを知っているだけでも、「今日は自分に余裕がないんだな」と気づけるようになります。
ママ自身の心を整えることも、子育ての一部
今回のオンライン授業は、あっという間の1時間半でした。
子どもへの声かけやコミュニケーションを学ぶことはもちろん大切です。
でも、その土台にあるのは、ママ自身が自分の状態を知ること。
「最近、なんだかイライラしやすいな」と感じたら、子どもの行動を変えようとする前に、
「私は今、何が足りていないんだろう?」と考えてみるのも一つの方法です。
睡眠なのか。
一人の時間なのか。
好きなものを楽しむ時間なのか。
誰かと話す時間なのか。
自分の「怒りのバー」を下げるものを、一つでも見つけておくと、子育て中のイライラへの向き合い方も変わってきます。
まずは「自分の機嫌がよくなること」を3つ書き出してみよう
今回の授業をきっかけに、ぜひ一度、「これをすると私は機嫌がよくなる」というものを3つ書き出してみてください。
「そんな時間、取れない」と思うかもしれません。
でも、まずは5分でも構いません。
自分の状態を知ることは、子どもへの接し方を考えることにもつながります。
ママの心を整えることも、子育ての大切な一部。
自分の「怒りのバー」が上がりすぎる前に、少しずつ下げる方法を見つけていきたいですね。
今回参加してくださったみなさん、ありがとうございました。
これからも、ママたちの子育ての悩みやモヤモヤ、疑問を安心して話せる場所を作っていきたいと思います。

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