夜寝ない・朝起きない子への『最強の叱り方』とは?【ママの学校6組・4限目開催レポート】

「何度言っても夜更かしがやめられない」「朝、なかなか起きてくれない」

——そんな子どもの行動に、毎日ため息をついているママはいませんか?

怒鳴っても、お願いしても、なかなか変わらない。でも、叱り方にはコツがあるんです。

今回は、子育ての軸を手に入れてママが楽になることを目指す「ママの学校 ま、いっか6組」のオンライン授業レポートをお届けします。

テーマは「最強の叱り方」。

思春期・受験期のお子さんを持つママたちが、リアルな悩みを持ち寄って取り組んだ授業の様子をご紹介します。


【授業前のフリートーク】ゲームのルール問題、みんなはどうしてる?

毎回の授業では、開始10分前からオンラインルームに集まり、日々の出来事をシェアします。この日も、さっそくリアルな子育ての悩みが飛び出しました。

「勉強時間の2倍ゲームしてもいい」という息子の提案

前クラスからの継続参加、中学1年生と小学生のお子さんを持つAさんのお話。

進学を機に家族でゲーム時間のルールを話し合い、息子さん本人の意見を先に聞いたところ、出てきた案が「勉強時間の2倍ゲームしてもいい」というもの。

20時までゲームOKというルールも加わり、「多すぎるのでは?」と内心思いつつも、宿題と勉強を先にやることが決まったのでOKにしたとのこと。

これを聞いた講師のま、いっか母ちゃんのひとこと。

「本人が決めたことだから、どうなるか楽しみですね。」

自分で決めたルールは、自分で守ろうとする力につながります。

親がすべてを管理しようとするより、子どもが自分で考えて決める経験がとても大切なんですね。

「権威」を使った関わりに気づいたBさん

小学生のお子さんを持つBさんは、漢字テストの点数が悪かったときに夫が「合格点を取るまでゲーム禁止」とゲームを取り上げたエピソードをシェア。「これは親の『権威』を使っていますよね」と自覚されていました。

小さいうちは通じるこの方法も、子どもが成長してくると反発を生みやすくなります。

早いうちに「対話でルールを決める」スタイルに移行していくことが、思春期の子育てをラクにするポイントです。

今回の授業テーマ:「最強の叱り方(2)(3)」

本題の授業は、子どもの行動を変えたいときに使える言葉がけの実践練習です。

伝えるべき「3つのセット」とは

子どもに何かを伝えたいとき、感情的に叱るのではなく、次の3つをセットで伝えるのが「最強の叱り方」の基本です。

  • 事実:実際に起きていること(主観や解釈を入れない)
  • 理由・影響:それがなぜ問題なのか、どんな影響があるのか
  • ママの気持ち:そのことで自分がどう感じているか

シンプルに見えますが、実践するとなると意外と難しい。

授業では実例をもとに、一つひとつ丁寧に言葉を組み立てていきます。


実践例:夜遅くまでイヤフォンをつけて起きている息子

中学生男子のお母さんCさんの悩みを例に、授業が展開されました。

「息子が布団に入ってもイヤフォンをつけてYouTubeを見ていて、朝なかなか起きられないんです。起こすのも大変だし、起きてからも機嫌が悪い……」

まずは「事実」を正確につかむ

Cさんの最初の言葉は「寝ようとしない」でしたが、これは解釈であって事実ではありません。

正確な「事実」は——

「10時半に布団に入ってイヤフォンをつけて起きている」

これが出発点です。感情や評価を抜いた「客観的な事実」から始めることで、子どもも受け取りやすくなります。

3つのセットで組み立てると…

Cさんが組み立てた言葉がけはこちら。

「(事実)10時半に布団に入ってイヤフォンつけて起きていると、(理由・影響)寝不足になって朝起こすのが(気持ち)大変なんだよ。朝機嫌が悪くなるのも困る。」

ここで一点、ポイントのフィードバックが。

「イヤフォン置いて寝ないと」という表現は解決策を提示しているため、本来はカットしてOKです。3つのセットで伝えた後に「どうすると思う?」と子ども自身に考えさせるのがベストです。

また、「機嫌が悪い」という部分も、「どんな事実があるの?」と問い返しながら、より具体的な事実に落とし込む練習が行われました。


「私への影響」を問い直す

授業を通じて出てきた大切な問い。

  • なぜイライラするの?
  • それって、本当に私に影響があること?
  • 私への影響がないなら、伝えるべきこと・タイミングはどこ?

「叱る」前に一度立ち止まって考えることで、感情的に怒り続けるのではなく、本当に伝えたいことだけを届けられるようになっていきます。

そして、叱った後は必ず「聞く」こと。子どもの話を受け止める姿勢が、親子関係を変えていきます。


【参加者シェア】それぞれのリアルな日常

授業の後半では、参加者それぞれのエピソードが続々と共有されました。

  • 遠方の大学生の息子との電話で「聞く」がしきれなかった。自他分離が必要だったと気づいた。
  • 親だってコンディションによっては子どもの話をうまく聞けないこともある。それでいい。
  • 起こすのをやめてみたら、遅刻はしたけれど子ども自身で出かけていった。
  • 祖父と料理を作ろうとしていたのに、息子はゲームをしていた。その気持ちを言葉にするには?
  • 塾からトイレの使い方を指摘されて、「しつけがなっていない」と言われた気がした。子どもへの伝え方はもっとライトでもいい。
  • 居眠りのことでいろいろ言ってしまったけれど、今日は期末テストに向けてしっかり準備して出かけていった。やるべきときにはやれる力がある、と感じた。

毎日いろんなことが起こる子育て。

でも、クラスメートと一緒に考えることで、ひとりで抱え込まずに前に進めることができます。


怒鳴らなくても伝わる。「叱り方」を変えれば親子関係が変わる

「事実」+「理由・影響」+「ママの気持ち」の3つのセットで伝える「最強の叱り方」。

最初は難しく感じるかもしれませんが、練習を重ねるうちに自然と言葉が出てくるようになります。そしてその積み重ねが、子どもとの関係を少しずつ変えていきます。

「また怒ってしまった……」と落ち込む日も、きっと減っていくはずです。

ママの学校では、毎月オンラインで仲間と一緒に学べる場を提供しています。

子育ての悩みを一人で抱え込まず、言葉がけのスキルを少しずつ身につけていきませんか?

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※本記事は「ママの学校 ま、いっか6組」2025年6月第1回オンライン授業の開催レポートです。参加者のエピソードはプライバシーに配慮して一部表現を変更しています。

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