「今やって 今すぐやって 早くして」- ママの指示出し
(母)今日は歯医者に行くから遊ばないでね。ほら、すぐ行くよ、急いで!
(子)聞いてないよー。急に言われてもさ、ママ怒ってばっかり。
子どもに急に予定を伝えて急かすママと、戸惑う子どもの姿。
この光景、身に覚えはありませんか?
第8回ママの学校オンライン授業を開催しました。

みつご事件簿ーママの学校編ー「予定、伝えてますか?」
テーマ:「前もって予定を伝えていく」重要性
参考:ま、いっか母ちゃん「たった5分!ママの学校」えらいねすごいねをやめてほめる
ママの学校オンラインとは?
「ママの学校1組」には、日本全国はもちろん、アメリカからも参加者がいます。
お子さんの年齢も0歳〜大学生まで幅広く、多様な子育て経験を共有できる場となっています。
毎月「ママの教科書(動画編)」を配信し、その後ZOOMでのオンライン授業で補足説明や体験レッスンを実施。
今回は第8回目となりました。
ママは「自分の予定」を子どもに伝えていますか?
オンライン授業では、まず「予定をいつ、どのように伝えるか」について説明しました。
参加者のママたちには
- 予定を伝えるときの言葉選びについて考える
- 子どもからのサインをキャッチしたら、効果的な聞き方で気持ちを確認する
という2つのポイントをお伝えしました。

参加ママたちの体験談と学び
アメリカ在住Aさんの場合:時間の大切さを伝える
「何回か子供に伝えました。『サッカーに行くのに、遅くなると駐車場が劇混みだから17:30には出たい』でも、時間通り出られません」
Aさんの悩みは、子どもに予定を伝えていても時間通りに行動できないことでした。
子ども自身は5分程度の遅れでも遅刻しないものの、ママ自身は駐車場の混雑で送り迎えに余計な時間がかかってしまいます。
このケースでは、「物理的に時間が取られる」という部分を「最強の怒り方」で伝えることをアドバイスしました。

Kさんの成功例:ママの勉強タイム
「前回、るみさんに事前に『予定を伝える』ことを聞いていたので、今日は息子に『今日は9:00-10:00までママの勉強タイムです』と伝えました。『私も勉強したい』と宣言したんです。
すると息子は納得し、今はとなりのスペースで自分のことをやっています。必要なものを自分で準備しました。」
Kさんのケースでは、ママが率直に予定を伝えたことで、子どもが自分から考え、必要なものを準備するという「自立の一歩」が見られました。
このような小さな成功体験が子どもの成長につながります。
アメリカ在住Bさんの例:コロナテストをスムーズに
「家族全員でコロナテストを受けることになりました。
2歳と5歳の子供たちの陰性を確認して安心するため、どんなテストを受けるのか?痛いけどすぐ終わることを説明した。
結果、大人全員が驚くほどスムーズにテストを受けられた。」
子どもが病院で検査を受けるのは怖いもの。
しかしBさんのように、事前に何が起こるかを伝えることで、小さな子どもでも心の準備ができ、スムーズに検査を受けられました。
2歳の子どもでも説明は伝わるのです。
Sさんの気づき:言葉の影響力
「予定を伝える言葉がけもそうですが、最近長女(4歳10か月)が私の言葉がけに良くも悪くも似てきた。
(気を付けないとな)と思う。
そして、子供自身の言葉に興味を持ち始めて言葉の感度が上がってきました。」
ママが日常的に使う言葉は、子どもにとってシャワーのように浴び、やがて自分の言葉になります。
「今、自分はなぜ嫌なのか?」「どんな気持ちなのか」を表す言葉や、「評価・レッテル」が相手にどんな気持ちを与えるかなど、ママはたくさんの「言葉のプレゼント」を子どもに贈っています。
まとめ:予定を伝えることの効果
- 子どもの安心感を高める:何が起こるかわかれば、子どもは心の準備ができる
- 自立心を育てる:予定を知ることで、子ども自身が必要なものを考えられる
- 親子の信頼関係を築く:急な指示や命令が減り、ストレスの少ない関係に
- 時間の使い方を学ぶ:計画性や時間管理の大切さを子どもも理解できる
あなたも今日から、子どもに予定を前もって伝えてみませんか?
小さな変化から、親子関係はより良いものになっていきます。

「ま、いっか母ちゃん」は全てのママたちに 「一人じゃない」 というメッセージを伝えたい!
「ま、いっか1組」のクラスメートは、ママの学校で一歩を踏み出し、自分だけの「子育ての軸」を作り始めています。