兄弟げんかの仲裁方法

お互いが納得する解決策

【もう、やめなっ! 寄れば触れば 大ゲンカ】by 三つ子母ちゃん怒鳴る

「兄弟げんかが絶えなくて困る」「つい、いつも怒鳴ってしまう…」そんな悩みを抱えていませんか?

実は、親が少しだけ意識を変えるだけで、兄弟げんかが驚くほどスムーズに収まる方法があります。

それが「アクティブリスニング」を使った仲裁方法です。

この記事では、我が家で実践した仲裁の具体例や、反省点、効果などを交えながら、「お互いが納得するケンカの仲裁方法」について詳しく解説します。

兄弟げんかに悩むママ必見!よくあるシチュエーション

「兄弟げんか」といっても、いくつかのパターンがありますよね。

例えば…

  • 上の子が力づくで責め立てる
  • 下の子が泣いて終わる
  • 下の子の言い分をそのまま通してしまい、上の子が不満を募らせる

そんな状況に、ママがつい「いい加減にしなさい!」と怒鳴ってしまうことも。

でも、怒鳴るだけでは根本的な解決にはなりません。

「どうしたらいいの?」と思ったときにこそ、アクティブリスニングの出番です。

アクティブリスニングとは?兄弟げんか仲裁のカギ!

アクティブリスニングとは、「相手の話をしっかりと聞き、その気持ちを受け止めること」を指します。

この手法を取り入れることで、ケンカしている兄弟それぞれが「自分の言い分を聞いてもらえた」と感じ、自然と納得感が生まれるのです。

特に兄弟げんかでは、どちらか一方だけが責められたり、話を聞いてもらえなかったりすると不満がたまります。

お兄ちゃんにも弟にも、それぞれの「言い分」があることを忘れずに、冷静に耳を傾けましょう。

参考:アクティブリスニング

兄弟げんか仲裁の成功例|我が家の三つ子事件簿

ここでは、我が家で起こった兄弟げんかの具体例を紹介します。

三つ子7歳、ある日のケンカ

登場人物

  • 次男:海(かい)
  • 三男:空(そら)

状況
次男の海と三男の空が子ども部屋で遊んでいる途中、ケンカが勃発。

  • 次男・海が逃げ出し、私の後ろに隠れる。
  • 三男・空が鼻息荒く追いかけてくる。

会話の内容と仲裁の流れ

空:「海を2回たたくんだ!」
私:「どうした?」(空を静止しながら話を聞く)

空:「ぼくの顔面にボールぶつけた!だから、たたくの!」
海:「こわいよーママー!」

ここで、私は一度、海をかばう発言をしてしまいました。

私:「海はわざとじゃないんだね。」
(この発言は勝手な判断でした。後から考えると、空の気持ちをもっと聞くべきでした。)

その後、空の言い分を聞き、ようやく真相が見えてきました。

空:「絶対わざとだ!」
海:「だって空が101対1でぼくの負けって言うんだもん!」
空:「だからやりかえすのっ!」

ここで私は、改めてアクティブリスニングを意識しました。

私:「空は顔にボールが当たって痛かったんだね。」

この一言で、空の気持ちを受け止めることができ、次男の海も素直に「ごめんなさい…」と謝ることができました。

反省点|親が陥りがちなミスとは?

この経験から、私自身が気づいたことがあります。

  • 親の先入観や勝手な判断は、ケンカをこじらせる原因になる
    「いつもこうだから、たぶんこうだろう」という“レッテル張り”をしないことが大切です。
  • 子ども一人に肩入れしない
    ケンカのたびに気弱な海をかばおうとしていましたが、それが逆に空の不満を募らせる原因になっていました。

良かった点|アクティブリスニングの効果

アクティブリスニングを取り入れたことで、次のような変化がありました。

  • ママが楽になる
    → 子どもの言い分を聞いているだけで、親自身が「正解を出さなきゃ!」というプレッシャーから解放されます。
  • 子どもが自分の感情を整理できる
    → ケンカをしている相手に対しても「この子は何を思っているのか」が理解できるようになる。
  • 自然な謝罪が生まれる
    → 海が、自分の気持ちを整理した結果、「ごめん」の言葉が自然と出ました。

兄弟げんかを平和的に解決するコツ

兄弟げんかは日常茶飯事です。

「そのうち収まるから放っておこう」と思うこともできますが、親が仲裁に入ることで得られる効果もあります。

特に、アクティブリスニングを使うことで「平和的解決」ができると、親の心も穏やかになります。

アクティブリスニングの具体的な手順

  1. それぞれの言い分をしっかり聞く
    子どもが何を言っているかだけでなく、その感情にフォーカスする。
  2. 「鏡」のように相手の気持ちを映し出す
    「○○は痛かったんだね」と気持ちを代弁してあげる。
  3. 親の勝手な判断を挟まない
    事実だけを聞き取り、どちらかに肩入れしない。

まとめ

兄弟げんかは、親にとってイライラの種になりがちですが、アクティブリスニングを活用することで「お互いが納得する解決」が可能になります。

ぜひ、この記事で紹介した方法を日常生活で試してみてください。

ママの心も穏やかになり、子どもたちも冷静になれるはずです!

兄弟げんかの仲裁に悩んでいるママへ、平和的な解決方法をぜひ取り入れてみてくださいね!

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