〜親子関係が楽になる秘訣とは?〜
【酒やめな!人間ドックの前だけやめる?】by 相談しようそうしよう
肝臓が悪くなるよ。病気になるのが心配だよ。
せめて、人間ドックの前だけでも減らしてみたらどう?
価値観の対立
解決方法はあります。
大切にしたいことの違いNo.3
毎日お酒を飲む夫。
この、よっぱらい! お酒やめなよっ。
でも血液検査は満点だ。
……ダメだこりゃ。
薬が嫌いな実母
体を壊して入院。
「薬は飲みませんっ。自分の力で治せますっ」
……ダメだこりゃ。
8歳の息子
髪を金髪にしている。「その頭さー」
「別にいいだろ。校則には髪は黒なんて書いてねーよ」
まあ、そうだけどね……
私が「それはやめなよ」と言ったところで、相手はきっと「うざい! えー」と言うよね。
うざい記念日です。
うざい記念日が来る前に、考えよう。
価値観の対立を解くNo.3
条件付きで合意する
どうしてもあなたの行動が気になって、変えてほしい。なぜなら、私が心配で居ても立ってもいられないから。
「どうかな? この時なら、この条件なら、できそうかな?」
相談して、合意点を探す。
親業の本を引用すると
相手の価値観そのものや考え方の基本まで変えようとせずに、価値観に基づく行動の問題になっている部分だけを変えるよう働きかけることは可能です。
看護ふれあい学講座 監修 近藤千恵 照林社
例えば…
毎日お酒を飲む夫
「この、よっぱらい!」
“あなたメッセージ”で伝えても効果なし。では、“わたしメッセージ”で伝えましょう。
「血液検査では問題がないのね。でも、毎日お酒を飲んでいると、いつか病気になるんじゃないかって心配なんだよね」
「お酒を飲んで酔っ払ってくると、大きな声でしゃべって、子供が嫌がってるの。私、ひやひやするのよ」
私の影響や感情を伝えて、「どうかな? 休肝日を1日作るのはどう? そうすれば、私も安心だし。
あるいは、一日2本までって決めるのはどう?」と
相談し、合意点を考える。
薬が嫌いな実母
体を壊して入院。「薬は飲みませんっ、自分の力で治せますっ」という母に、
「薬の副作用が嫌なんだよね。でもさ、体が悪くなっているし、病院に入院している間は点滴や薬を飲むのはどうかな?
元気になったら薬を飲まなくても大丈夫になるよ」
と、入院中の処置・薬の服用を
相談し、合意する。
18歳の息子
校則に反していないと言って、髪を金髪にしているが、教育実習の前日に黒く染めてきた。
(母)「染めたの?」
(息子)「うん。さすがに教育実習では金髪ダメなんだって。しょうがねえよな」
↑これは、自分から“この時だけ”と考えて自分の行動を変えている。
以上、3つの例で、価値観の対立を「条件付きで合意」で解決しました。
注意:相手の反発があれば、「アクティブリスニング」をする。
参考:アクティブリスニング
子供のやることを「ダメダメパー」と言い続けることに意味はありますか?
親が「やりなさい!」ということをやらせることに意味がありますか?
やる気がなくなる言葉をかけていませんか?
参考:やる気がなくなる言葉がけ
三つ子母ちゃんもやってます
ソファーの上には三つ子の荷物。
(私)「ソファーの上にバッグがあるとさ、友達が来た時に恥ずかしいんだよねー」
友人が来る前日に来客を伝えておくと、三つ子がバタバタと自分の部屋に持っていく。来客時だけソファーがきれいになる。
ま、いっか。
好き嫌いが多い三つ子
生野菜が嫌いな三つ子。(この言葉も判断している事実じゃないね)
(私)「実家に帰った時は、出されたものを食べてくれると助かるんだよね。残すとばあばががっかりするし、私も気になるよ」
三つ子、家では食べたがらない野菜を静かに食べている。
ありだね。
「うざい記念日」に考える、大切にしたいことの違い
あと2つありますので、この先にお伝えします。
次回以降、ぜひお楽しみに!
最後にママの学校の礎となっている「親業」の開発者であり、アメリカの心理会社であるトマス・ゴードン博士の言葉をご紹介します。
親は子供が大事にしている価値観や信条を変えさせようと口論し、熱弁をふるって、
結局、子どもから親業をクビにされてしまう。
・・「親業」トマス・ゴードン著 大和書房・・