なんで私いつもイライラしているんだろう?
子供が私を怒らせるのよ!
夫は仕事ばかり、私だって仕事して帰ってきてるのに!
私だって機嫌よく過ごしたい!
怒りのバーを理解しよう
ママは神様ではない。
同じことがあっても、怒ったり怒らなかったりします。
出来ることなら、怒りたくない。
でも、子供が言うこと聞かないから怒るのよ!
本当に?
ママが怒るとき、イヤだなと思うときどんな時?
怒りのバーは3つの要素で上下します。
①相手
②自分
③環境
によって決まるんです。
例)
①相手
15歳の女子高校生が「お化粧をしたい」と言う。
→いいよね
15歳の男子高校生が「お化粧をしたい」と言う。
→いやだよね
②自分
ママが16:00に友人とランチして家に帰ると、子どもがポテトチップスを食べながらテレビを見ている。
→いいよね
ママが16:00に塾の保護者会で子供の成績が悪いことを知り焦って家に帰ると、子どもがポテトチップスを食べながらテレビを見ている。
→いやだよね
「テレビなんか見てないで、勉強しなさい!」って言っちゃうかも?
③環境
小学校2年生の息子が庭でバットを振っている
→いいよね
小学校2年生の息子が部屋の中でバットを振ってる。
→いやだよね
「危ないでしょ!」って言っちゃうかも?
事実は3つとも同じなのに、ママは「いいよね・いやだよね」に分かれます。
相手・自分・環境に目を向けて、ママは自分の機嫌を自分でとろう!
三つ子母ちゃんもやってみた
3人同時の高校入試に向けて早稲田アカデミーへ通う。
今日は10:00から12:00、保護者会だ。
どうしようかな。
行くとまた先生方にいろいろ言われて、心配になっちゃうんだよね。
家に帰ったら、テレビを見ている3人にイライラしちゃうよなあ。
考える。
よし、ここは「自分の環境」を変えてみよう!
保護者会は終わる前の11:30に行く。
保護者会の資料だけもらいに行く。
(先生の話は聞かない)
終了後、一人でラーメンを食べる。
ご機嫌。
家に帰ると、3人昼寝中。
いいよね〜、いいよね〜。
自分の機嫌は自分でとろう。
最後にママの学校の礎となっている「親業」の開発者であり、アメリカの心理会社であるトマス・ゴードン博士の言葉をご紹介します。
「多くの親は、自分の子供を「自分の延長」と考える。
だからこそ、子供が「よい子」になるようにする。
あるいは、残念ながら自分がなれなかったものにならせようと、一生懸命努力する。
親は自分を変えることができるし、そうすることで、自分に受容できない子どもの行動の数を減らすことができる。
子供は、自分の所有するものではなく、自分の延長でもなく、自分とは別の、独自の存在であると考えればそれができる。(離別感)
・・「親業」トマス・ゴードン著 大和書房・・