子どもが小学生くらいになるとファミリーレストランのレジ近くのおもちゃ売り場でよく見かける光景。
子ども「あー、このぬいぐるみかわいいー!」
ママ「買いませんよ!」
子ども「べつに買ってほしいなんて言ってないから」
ママ「そうだね…いつもほしがるから…」
子ども「もう、勝手にきめないでくれる?ママ、いっつも文句だよね」
ときどき見かける言葉がけ。
「ダメだこりゃ、ママに言っても伝わらね〜」って子どもは思うよね。
子どもの”本音を聞く”やってますか?
ママだって思わず言っちゃう言葉(あなたメッセージ)です。
参考:ママの言い方を変えてみる~あなたメッセージからわたしメッセージへ~
子どもだって時にはママに伝わらない言い方をします。
「子どもの本音を聞く」トレーニングをしてみましょう!
例1)お兄ちゃん4歳・妹1歳
妹のおむつ替えの時に限って、お兄ちゃんが「ままーおしっこー」と言う。
<お兄ちゃんの本音>
ぼくのほうを見てほしい、僕と遊んでほしい。妹ばっかりずるい。
例2)小学校3年生の男の子
学校から帰ってくると「もう俺なんて死んじゃえばいいんだ」と言う。
<男の子の本音>
仲良しの男の子とケンカして悔しい、さみしい。
例3)中学3年生の女の子
「あーもうテストむりっ!明日のテストは絶対点取れない。」と言う。
<女の子の本音>
明日のテストが不安
三つ子母ちゃんもやってみた
三つ子次男、海(21歳)、就職活動のオンラインのグループ面談が終わりリビングに入ってくる。
海「あー、グループ面接すげえよ。キレッキレのやつばっかりだった。」
私「出来すぎ君ばっかりだった?」
海「ああ。オレ、ぜんぜんしゃべれなかった。はぁ。」
私「へー。(海(かい)をちらり見る。)自信、無くなっちゃった?」
海「ああ、もう少し企業研究しねえとな。」
私「そっか」
海の言葉は
「あー。グループ面接すげえよ。キレッキレのやつ、ばっかりだった。」だったけど、よくよく聞くと「彼の不安」が隠されている。
→「自分はできなかった」という悔しい思いが本音だったのかな?
子どもの本音に耳を傾けましょう。
子どもはどんな気持ちでその言葉を言っているのか?
本音の言葉を感じましょう。
間違えてもいいです。
親は子どもの本音を言葉にして子どもに返し、親が理解したことは子どもが実際に感じていることかチェックします。
親が先回りをして解決策を出すのはやめましょう。
最後にママの学校の礎となっている「親業」の開発者であり、アメリカの心理会社であるトマス・ゴードン博士の言葉をご紹介します。
「子供はあなたと同じような考え方をしなければならないのか?」
「どうしてあなたが、子供に教える必要なあるのか?」
「あなたの意見と異なった意見を認めることができないのか?」
子どもが思想や時事問題で悩んでいるときにこんな疑問を投げかける。
・・「親業」トマス・ゴードン著 大和書房・・