アクティブリスニング

~子供の気持ちをちゃーんと聞いてみる~

子供がなにか悩んでいるな、困っているなと感じたら、子どもに寄り添って聞くに徹してあげましょう!
今日の聞きかたのポイントは一つ。「くり返す」こと。
 

わかりやすいように、まずは、ま、いっか母ちゃんの家の事例をご紹介します。
三男の空(そら)が12歳の頃の話です。

空  「あー、委員会めんどくせー」
母  (沈黙)
空  長いんだよ。よくわかんねー話が。早く帰りたいのにさ」
母  「早く帰りたいんだ」
空  「そりゃそうだろ。ちょっと寝てから塾に行こうと思ってるのにさ」
母  「計画立てているのかあ」 
空  「今度オレ、司会やろうかな。速攻で終わらせる」
私  「そ」

ここで注意したいのは、会話の途中や終わりに、ママからお説教言葉をかけないこと。母親がちゃーんと聞いてみることで、子どもが「めんどくせー」と言った理由がわかりました。
 

思わず、「学校の委員会なんだからちゃんとやるべきでしょ」「それくらいみんなやっていることよ」「なんでイヤなの?」などと質問したり説教したりしたくなりますが、ぐっとこらえてください。これらは「やる気のなくなる言葉がけ」だからです。

早く帰りたいと言っているのですから「早く帰りたいんだね」と、繰り返すことで子どもは思いをちゃーんと聞いてもらえたと実感し、自己肯定感が醸成されます。

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