大人も子どもも、事前に予定を伝えられていると、先の見通しを立てて動けるようになります。子どもは特にママの役に立ちたいと思っているもの。予定を伝えてくれたママのために自分はどうすべきか考えて行動するようになります。
生徒さんのご家庭での例をご紹介します。
ケース1 保育園に通う5歳の女の子を持つママ
娘はご飯を食べるのに時間がかかる子で、食べた後も着替えに時間がかかります。毎朝、出かける前には「早くしなさい」「もう、ママ出かけるよ」と言っていました。そこで今回は、授業で習った“前もって予定を伝える”を意識して私の想いを伝えてみることにしました。
私 「明日ママは大事なお仕事があって、8:30には家を出たいの。この時計の長い針が6になる時には一緒に出たいな」
娘 「うん、わかった」
翌朝、娘は8:20には食事を終わらせて、お着替えをしていました。娘は「早くいかないとママお仕事遅れちゃうね」とまで言ってくれます。おかげで8:30に無事に家を出ることができました。毎日怒っていた私でしたが、前もって予定を伝えることでこんなにもスムーズに保育園に行ける準備が出来るんだと驚きました。魔法の言葉です。
ま、いっか母ちゃん
「協力してくれてありがとう!ママ、大事なお仕事に間に合ったよ」、とほめほめポイントも伝えてくださいね。
ママの予定を子供に伝えておくこと、気持ちも伝えておくことは、ママの生活をスムーズにするだけでなく、子どもの成長も促す大事な言葉がけです。少し年齢が上がれば、「ママは先に行っていていいよ。私は後から鍵を閉めて学校に行くから」なんて言葉が帰ってくるかもしれません。
ケース2
ま、いっか母ちゃんの家でも、小学生のころ長男陸(りく)から成長を実感させられる発言が出てきたことを思い出しました。ご紹介します。
母ちゃん 「明日床屋行こうね。13:00ね」
陸 「もう自分で行けるから、ママ来なくていいよ」
うわぁ、こんなことを言いだすのか。という感動の瞬間でした。
是非、「前もって予定を伝えておく」をやってみてください。ママの予定だけでなく、子供の予定についても事前に伝えてあげてくださいね。
ポイント!
「ママは○○の予定があるの。だから××してね」
の「××」の部分は、言う必要がありません。本人が考える可能性を残してあげましょう。