「泣かないのっ!好きで泣いているわけじゃない」- 子どもの本音を聴く
お兄ちゃんだから、男の子だから、そんなことで泣かないで!
そう言われた子どもの気持ち、本当に理解できていますか?
子どもが示す様々な感情サイン。
それを正しく「キャッチ」できるママになるための第7回ママの学校オンライン授業が8月9日に開催されました。

みつご事件簿ーママの学校編ー「誰のイライラなのか?」
開催日時:8月9日(朝9:00スタート)
テーマ:「誰のイライラなのか、キャッチする」
参考:ま、いっか母ちゃん「たった5分!ママの学校」5限目「誰のイライラなのか、考える」
ママの学校オンラインとは?
「ま、いっか1組」として知られる当オンラインコミュニティには、日本全国はもちろん、アメリカからも参加者がいます。
お子さんの年齢も0歳から大学生まで幅広く、多様な子育て経験を共有できる場となっています。
毎月1日に「ママの教科書(動画編)」を配信し、その後ZOOMでのオンライン授業で補足説明や体験レッスンを実施。
今回は第7回目となりました。
子どもが発するサインを見逃さない!
授業では、まず参加者に問いかけました。
「子どもが悩んで困っているとき、どんなことをする?どんな言葉を言う?」

クラスメイトのママたちから挙がった子どものサイン:
- 髪を触る・ハグの仕方が変わる
- 物を投げる・「ママきらい」と言う
- 表情が暗くなる・帰宅後に無口になる
- 「今日のテストくそだった」と言う
- 「やだっ!」と大声で言う・大声で泣く
これらのサインをキャッチしたとき、どのように子どもの気持ちに寄り添えばよいのでしょうか?

効果的な「聴き方」を学ぶ
実践例①:物を投げるサインへの対応
Mさんの例:
電車のおもちゃで遊んでいた子どもが線路を投げたとき、「うまく線路が作れなくて悲しくなっちゃうんだね」と声をかける
これは子どもの気持ちに寄り添った素晴らしい聴き方です。
実践例②:「違う電波」を感じ取る
Kさんの例:
以前は子どもの様子を根掘り葉掘り聞いていたが、今は「待つ」ことを実践 「ママと気持ちの電波は伝わっているよ」と伝え、いつもと違う様子に気づいたら「いつもと違う電波を感じたな」と伝える
これは子どもが自分から話し出すきっかけになる効果的なアプローチです。

Q&A:参加者からの質問
Q:気持ちを代弁してもいいの?
質問: サインをキャッチした後、「繰り返す・そうなんだ・それから?・うん」などの言葉以外に、子どもの気持ちを代弁しているようですが、それでいいのでしょうか?
回答: 「気持ちを代弁する」ことは「気持ちを汲む」聴き方として非常に効果的です。このスキルをトレーニングしていきましょう。
Q:子どもの反発にどう対応する?
質問: 子どもが「今日のテストくそだった」と言ったとき「出来なかったんだね」と言うと、「どうしてできなかったと結び付けるんだ?」と反発されました。どう対応すればいいでしょうか?
回答: 「論点をずらさない」で話を聞くことも大切です。子どもの言葉の本当の意味を理解しようとする姿勢が重要です。

重要ポイント:サインとそうでないものの区別
相手の気持ちに寄り添って聞いていくうちに、子どもの言葉がママにとって「イヤだやめてほしい」となった場合はサインではないこともあります。状況を正しく判断する力も必要です。
「ま、いっか母ちゃん」は全てのママたちに 「一人じゃない」 というメッセージを伝えたい!
「ま、いっか1組」のクラスメートは、ママの学校で一歩を踏み出し、自分だけの「子育ての軸」を作り始めています。
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